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熱錬の仕事

熱で変化する鉄の性質を利用して、鋼製品の仕上げを行います。

仕事‐「加熱」と「冷却」の2つの処理で鋼製品の素材の性質を変えます。

当社には、広島県および近県から毎日さまざまな荷物が運び込まれます。自動車用をはじめとするさまざまな鋼製の部品です。それらは各製造メーカーが製作したもので、すでに完成しているように見えるのですが、当社で「ある仕上げ」を行うのです。それが「熱練」という作業です。
熱練はごく簡単にいえば「加熱」と「冷却」という2つの処理からなり、部品の用途に合わせた性質を与えるために行われます。硬くする、柔らかくする、あるいは耐摩耗性、耐食性を向上させる、等々が目的です。仕事は、さまざまな条件設定を行った上で製品を炉入れするところから始まります。一定時間の後、炉から取り出し、今度は冷却(水や油中で)します。それらの温度や時間などをシビアに管理し、求められる性質を持つ仕上げを行っていくのです。この仕事は鉄の性質への深い理解が求められる奥の深い仕事です。

炉の温度、熱処理時間などの条件設定を慎重に行う。

均一に熱が入るように製品を整列させ、炉入れを行う。

注意深く炉の中へ。炉の温度は製品ごとに違うが800度以上。

一定時間経過後、炉から取り出す。この時間管理もノウハウ。

炉出し後すぐに油・水などに沈ませ、冷却する。

冷却後、製品に変形などがないか、抜き取り検査を行う。


WORK FLOW‐お客さまの製品を「熱処理」するワークフロー

ワークフロー

技術‐「焼き入れ」という技術を基本にさまざまな熱処理の方法を確立しています。

熱練という仕事は、お客さまからお預かりした製品の外形を変えることなく、鋼の性質だけを変化させる仕事です。目に見ないところでの仕事であり、それが大きな特徴でもあります。
元来、鉄は熱によって性質を変える素材特性を持っていますから、それを利用して行うのが「焼き入れ」という技術。これは熱処理の基本となるものですが、それ以外にも、「真空」や「高周波」で焼き入れを行う場合や「浸炭」という炭素を浸潤させながら焼き入れを行う場合、また、焼き入れではなく、製品の表面を窒素で硬くする「ガス窒化」という技術もあります。たとえば強い力が加わる場所や特殊な環境(化学薬品とともに使用されるなど)で使用される製品など、用途に応じて、熱処理の方法も異なります。当社では、お客さまからのニーズに応じて、そうした技術を使え分けながら、製品の仕上げを行っています。