圧延技術

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Rolling Technology

ロールの加工技術とノウハウこそ、小型・高精度の製品づくりの生命線です

鉄を高温に熱してロールで延ばす、最も基本的な成形方法の一つが圧延です。
光陽産業では早くからこの技術を手掛け、全国屈指の技術とノウハウを蓄積しています。

光陽産業の圧延の特徴

決められたものを、決められた形に、高精度で作る難しさに挑戦を続ける光陽産業。
技術とノウハウを最大限に活用するために生産設備を全面更新。品質と生産能力を高め、より一層の短納期化を進めています。

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①汎用性の高い小型鋼材に特化

厚さ3〜9mm、幅13〜65mmの平鋼を標準品としてラインナップ。小型鋼材に特化することで高精度・均一性を追求しています。

②多品種小ロット生産

標準的な平鋼からグレーチング用のIバーまで、多品種小ロット生産でお客様の多様なニーズに細かく対応しています。

③様々な断面形状に対応

様々な断面形状を持つ異形平鋼を製造することが可能です。ご要望に応じて柔軟な対応力を発揮します。

④生産設備を全面更新

加熱炉、圧延、検査・結束(精整)などの各工程を新しい設備に全面更新し、月平均生産能力を1300tから2000tに拡大。

⑤鉄を成形するロールを自社加工

60年にわたる実績をデータベース化し、それに基づいて多様な形状のロールを自社で加工・調整。ここに技術とノウハウのすべてがあります。

一貫生産体制

強靭性、塑性、リサイクル性など、鉄の優れた特性を活かして作る光陽産業の圧延製品。
確かな品質の製品づくりに向けて原料の吟味から徹底して行い、自動化製造ラインを駆使した一貫生産体制を構築しています。

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材料切断工程

専用倉庫にて規格・品質ごとに保管してある材料の中から必要な材料を選定し、自動切断装置によって規定のサイズに切断します。切断した材料を製品サイズに合わせるための重量の選別工程についても、センシング機能によって自動化を図っており、人の手を極力介さない省力化ラインとなっています。

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圧延工程

1000℃以上に加熱した材料を圧延ロールに通し、決められた断面形状に圧延していきます。加熱した鉄を延ばして成形するという極めてシンプルな工程ですが、そこで使用するロールの精度によって品質が大きく左右します。そのため、ロールはすべて自社加工をしています。

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冷却工程

加熱して圧延した製品を冷却する工程です。急速に冷却すると歪みや割れが生じることから、高温になった製品を、均一かつゆっくりと冷やしていきます。

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精整工程

冷却が済んだ製品は、決められた寸法に自動で裁断された後、専門担当者が目視チェック・抜き取り検査を行います。厳しいチェックを終えた製品は、自動結束機へと運ばれ結束されます。また、歪みなどが生じた製品はライン外で矯正を施し、品質の確かな製品へと仕上げていきます。

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ロール旋盤

成形の精度を決定するのは、材料を成形するロールのごく微妙な形状です。光陽産業では、過去に加工したロール孔型データに基づき、ロールを加工・調整。このノウハウこそ、当社の生命線とも呼べる財産です。

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